壁を超える

世の中には多浪している人たちが少なからずいる。

事情はいろいろだろうが、現役生の時、一浪の時、二浪の時・・・少しずつ同じ学年の人たちが減っていることになる。浪人しても、成績が伸びるとは限らない。結局、新しい世界が見えて、遊びを覚えてしまい、現役生の時よりも力がなくなってしまうこともあるだろう。

目標に向けてあくまでも挑戦している場合には、ガッツが問われる。このガッツという漠然とした言葉は、結局自分とどう向き合うかということにつながっている。どこかで気が付いて、自分と真剣に向き合うことがどういうことかが気が付いて、それを行動に移したときに、本人も信じられないような力を発揮するものだな、ということである。

それは本人にしかわからない。でもどこかで気が付いてもらいたいものだ。誰かが言ってそうするというのではない。自分の何が問題かを問い続けたときに、はじめて答えが得られる種のものがあるのだと思う。

日本全国、そのことに気が付かないまま受験を終えてしまう生徒、その領域に気が付いて必死に努力する生徒、もちろん高みを目指す生徒には、後者でないと無理だろうな。

勉強以外のなんでもそうだが、結局は自分との戦いだ、ということなんだな。勉強を通して、自分との戦いに勝てるかどうかなのだな、と思う。そして、その先にあるものが手に入った時に、大きな達成感があるはずだ。