出張中に大学を見に行く

ここ数日、東京に出張に行っていた。毎年行く出張であるが、係が変わらない。固定されている係というのも考えものなのだが。私立の悪いところだ。

わざわざ暑いところに行くというのも気が乗らなかったが、せっかく行くので、東京の大学を勝手に回ってきた。大学も最近はセキュリティーが結構厳しくなってきたので、可能な限り、ということになるだろうが。

それほど行きたいと思っている大学でも無くても、行ってみると選択肢に入ってくるということは結構な場合ある話である。高校生にとってそのような場面として一番なのは、オープンキャンパスである。そこから熱心に勉強するようになるということも随分ある。次は、大学の出前講座も結構影響力が強かったりするものだなと思う。模擬試験の志望大学の中に入ってくるということがあるということで、見かけることがある。

最近は、熱心な保護者の方も増えてきていて、子供と観光がてら大学めぐりをするということもあるようだ。近隣の進学校でも、ツアーを組んでいる学校もあるし、修学旅行の見学ルートにしているところもある。すると、モチベーションが上がることは多い。

そんなこともあるので、せっかくの機会なので、直接来ることができない生徒の代わりに行って、どのような大学なのかを伝えるくらいはした方がいい、という思いもある。昨年度の出張の際に行った大学にも、生徒が１人合格したということもあり、大事なことなんだな、と感じたものである。

私の勤務している学校は、大学の附属高校であるので、大学生と身近に触れることもあるし、大学に行くことも多いので、比較的そのような雰囲気に近いところはあるが、都心の学校からすると、やはり１０年くらい遅れているのかな、と思うことはある。遅れても、じわじわと進行して、地方の大学にも今どきの文化が伝わっていく。今どきの大学を知ることも大事。その中で新しいことを吸収して、何かを変えていく空気を感じて、次に生かす努力はいつの時代でも必要なことなのだろう。

コメント 2

　前任校は2年生が夏休みにオープンキャンパスに行くことが必修となってます。やっぱり現物を見るとずいぶん受け止め方が変わりますね。
　かく言う私は、キャンパスに足を踏み入れたことのある大学は実はとても少なくて、20校くらいしかありません。かの東大にも入ったことがなくて。
by shira (2015-08-04 20:45) 

＞shiraさん
コメントありがとうございます。
オープンキャンパスのような場合には、きれいに手入れされていますから、なおさら印象はよくなるのですが、いきなり行った方が臨場感があるというのは感じるところではあります。入るのに勇気がいりますが・・・。

東大の学食には５年くらい前、近所のおじいちゃんおばあちゃんがランチに来ているくらい開かれた場所でしたが、近年はガードが厳しくなり、大学も警備に人件費がかかるようになったと思われます。物騒な世の中になりました・・・。
by bashy0322 (2015-08-06 13:06)