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いつもと違うゴールデンウイーク [超個人的感想]

いつもはどんな風に過ごしていたかあまり思い出せないが・・・。

部活三昧だったときには、ひたすら学校に詰めていた。地区大会が近いこの時期はかき入れ時である。ここでいい形で大会に入らなければ、先に進むことはできない。他校も同じように過ごすことから、ゴールデンウイークは、そこにまとまった時間を当てて勝負をかけるという意味で極めて重要な意味を持つものであった。

となれば、体力勝負であり、気力の勝負であり、そこに気持ちを集中できる大事な時期である。

ところが、その集中する時期に水を差したのが、この新型コロナウイルス感染拡大の件であった。これはどこの学校でもそうだろうし、ゴールデンウイーク中の使い方に新しい選択肢を与えてしまったという意味において、学校には新しい風が吹いたような気がする。これは私が感じている個人的な風なのかもしれないが、このリラックスできるという風は、部活動のあり方について学校に根本的な考え方の変化をもたらすものになってきたように思える。

学校がいかにブラックなのかと言うことも、少しずつ世の中の話題に上るようになった。とはいえ、世の中の人たちはそこまでの意識はないだろう。正直、学校の教員の仕事のあり方など、本人が学校の教員でもない限り、どうだっていい人が圧倒的大多数だと思う。むしろ文句はしっかりと言ってくるという人が多数派だと思う。

まあそれは仕方がないこととして・・・。

新型コロナウイルス感染拡大の件は、部活動命の先生方に強制的に休みを与え、活動をできないようにした。そのことで、活動するのが当たり前であった先生方の行動を制限した。それによって、先生方が活動しないとどのような生活が待っているのかを強制的に学習させた。これは未だかつてなかったような効果をもたらせたように思う。

今年のゴールデンウイークは、ちまたの行動制限は解除されているとはいえ、影響をまだ受けて活動している。大会に外部の人が入るのはだめとか、練習の制限とか、何らかの制限はまだ残っている。ただ、この調子でいけば、来年度のゴールデンウイークでは、この影響はなくなってしまうかな、と思えるところまで来たと思う。毎年毎年に多様なことをこの時期に書いているような気がするが、ここまでの影響があるとは驚きである。

学校では、ITを利活用することが強制的に行われ、おかげさまで、機材もまともではないとは思いつつ、ひと通りのものが入った。世の中のシステムも多少は整備された。これも、保守的な学校では驚くべき進歩だったように思う。新型コロナウイルス感染拡大の件がなければこうはなっていない。あと少なくとも10年、下手をすれば20年分の作業が進んだと思う。

今年のゴールデンウイークは、自分が新型コロナウイルスに感染したことで、その間に、体は動けなかったが、その間に新しい機材を購入したことで、その使い方を学び、より効率のよい働きができるように仕組みを見直すということに時間を費やしたと思う。一方で、私が教員生活を送ることができる時間も少しずつ終わりが見えてきた。かつては想像ができなかったところだが、終わりが見えてきたことに驚きを感じるのと同時に、よい終わり方とはなんぞやとか、次の人たちに迷惑をかけないように、みたいなことを考えつつ、少しずつ衰えが進んでいく体に鞭を打ち、これまでの経験で体力の衰えをカバーする生き方を模索するというところにシフトせざるを得ないなあと言うことを感じながら、連休を過ごすことになった。
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