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戦争から70年以上が経過し [超個人的感想]

修学旅行の事前学習のために、さまざまな戦時の話を調べた。そして修学旅行に行った。

20年前までは、語り部の方が何人かいらっしゃって、直接当時のお話を聞くことができた。しかし、残念ながら、そのような経験はもはやできないのが現状になってしまった。

当然のことながら、戦時の経験は間接的に知ることはできても、直接聞くことは難しくなった。

動画や録音から聞けば、ある程度は伝わるのかと思ってはいたものの、やはり、当事者の方が語るのはどんなお話よりも効果があると改めて思う。でもそれは仕方がないことである。

私自身も、今となっては戦争のことを聞いたことを伝えることしかできない。伝えることはできても、そこには抜け落ちる情報がある。そこにはリアリティーが欠けたものが残ってしまう。

簡潔に伝える人が出てくることはいいことなんだと思うが、それにも限界があるということだ。どのようにして戦時のことを伝えるようにしていくのか、そういう課題が減ってはきているものの語り部の方が残っている今だからできることをしなければならないのだな、と痛感した。

旅行業者さんの話によると、修学旅行で沖縄に行けば、戦跡巡りはあるだろうが、個人的に行く場合には、やはり行程の中での取り上げられ方はメインにはなりにくい。自分で旅をプランニングする場合にはもっと少ないだろう。そういう意味では、修学旅行で平和学習を取り上げられる意義は大きいのはわかるのだが、そのプランニングも大変難しいところに来ているのを肌で感じる半年であったように思った。

気がつけばずっとそれを考えていた気がしている。旅行が終わって、少し気持ちが軽くなったが、せっかくだから、いろいろな読み物を通して、少し個人的に勉強しないとな、と思っているところだ。簡単に答えは出そうにないのだけれども。
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