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多様な価値観を受け止める

教育は価値観の強制であるというのは過去の話になっていくのだろうか?

過去の先輩の先生方に言われた言葉で印象に残っている考え方だが、今となっては、多様な価値観、ダイバーシティという形に取って代わっていく時代なのかもしれない。

ふとしたことで考えるに至った。
勉強をむやみやたらにされると言うことが正しいことなのかどうなのか、時代遅れという話もあったけど、となれば自発的にそういう気持ちになるように促すような形に持って行くということになるのだろう。そういった形をどのようにして作り上げるのか、教育というのは自分が受けた教育が1つの形になっていることが多いわけで、社会が劇的に変化するのは難しいことだが、今回のコロナの件で一気に変革が求められたのは間違いない。

いくらこちらの思いが強くても、パソコン上の画面越しだとなかなか思いも伝わらないだろうし、と考えると、何かをさせるということが物理的にも難しい中で、否が応でも、そういう指導のあり方について考えさせられることになったようにも思う。

自分で自分の時間をどのように過ごすのか、オンライン上では、画面の向こうでどのようなことが展開されているのかを知るよしもない。そういった中で、本人達が万人に平等に与えられている時間をどのように使うのか、気持ちを奮い立たせて勉強するのか、はたまた、目の前にある楽しいことに興じるのか、それは本人達が考えることでしかない。そうした価値観の強制が行き届かない中で学校はどうあるべきなのか、「多様性」というキーワードの中でしばらく思いを巡らせようと思った。
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