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炭酸飲料の是非 [勤務校関連]

勤務校に、新しい自動販売機が入った。

コーヒーもあるようで、先生方も買いに行っているようだ。ときどき自動販売機で売られているものの話を聞く。

あまり興味がない私は、特段気にしているわけではないが、過去の話を思い出した。


前任者の養護教諭の方が、「炭酸飲料を販売するのはよくない」「お菓子を購買で販売するのは彼らの成長にとって良くない」という話をしていて、校内では炭酸飲料やお菓子が販売されていなかった。なるほど、教育現場なので、そのようなものを率先して販売するというのはどうか、という意見が、新鮮に聞こえたものである。


それから10年の歳月が流れた、養護教諭も別の方が担当しているわけだが、普通に炭酸飲料が販売されている。また、お菓子も普通に売られるようになった。

最近は、トクホの飲み物も販売されており、「炭酸飲料が必ずしも悪くない」、という話になりつつあるのかもしれない。

炭酸飲料が良いのか悪いのかというのは、私にはいかんとも判断しにくいものがある。


しかし、思うことは2点。

1.炭酸飲料を販売すべきでないという1人の意見が、1つの学校の中できちんとしたものとして認められてきたということ。

2.1人の言う意見が変わること(この場合は存在しなくなること)であっさりと文化は崩れ去ってしまうこと。


たったこれだけのことだが、私にとっては多くの示唆を与えてくれ、考えさせられる。教育現場を考える上で、非常に奥が深い、教育大学の総合問題をはじめとして、教員採用試験の論述問題や面接試験に出してもいいくらいだ。
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模擬試験対策と居残りと私 [勤務校関連]

勤務校は模擬試験対策をやっている。ここで何度か取り上げたとおりである。

近く、1,2年生でベネッセの模擬試験がある。

生徒たちは、私に対策をさせられている状態である。できなければ容赦のない居残りを課す。

居残りをさせられている生徒たちは、文句は言うが、だから一生懸命頑張ろうという意識が根本的に欠けている。ただ居残りをさせられないようにしたいだけである。

結局自分の力になってはいないということなのかもしれない。

居残りをさせるということは、こちらも膨大なエネルギーがかかることになるが、居残りをさせることで他の仕事が滞る。

だんだん馬鹿馬鹿しくなってくる。

こちらが3年生担任として非常に忙しくなってきたことと、体調不良と言うことで、この仕事は少し手を抜くことにした。

そもそも、勉強をしないことで人生をかけて責任をとるのは本人なのだ。

真面目に勉強している方にこちらの精力を注ぐのが良いに決まっている。ということで優先順位をそちらにシフトするというのが私の基本的な考え方になってきている。前までは、下の生徒の面倒を見ることを主眼にしていたところがあったが、そうなると上の生徒が残念ながら伸びない。それが一番不幸な結果を招くのである。

ただ、元気になったら、また居残り軍団の面倒を見ることになるかもしれない。させられないと何事もできないというのは情けない話だ。させられてやらなければならないことが見える場合もあるので、それ自体は否定しないが、早いうちに気がついてもらいたいと願う。


振り返って思うと、どこのクラスにも勉強ができる生徒とできない生徒はいる。目的があってクラスは組織されている訳だから、その目的に沿った生徒を優先的に学ばせる必要があるのは当然のことである。

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仕事納めと旅の予定 [勤務校関連]

今日は、今年の組織としての仕事納めだった。しかし、まだすることがあるので、なんだか仕事納めの気がしていない。

気がついたら、正月の天気予報が出ていた。

正月に何をするか、ということで同僚に相談したら、話が思いのほか、盛り上がった。

正月前後に旅に出ようと思う。

どんな旅かは、ここに逐一アップロードするので楽しみにしておいて欲しい。大学生以来の貧乏旅行である。今日は、小道具の1つである時刻表を買いに行こうかと思っていたが、1150円もするということで断念した。昔はもっと安かったと思うのだが・・・800円くらいだったかな・・・。

その話題になったとたん、貧乏旅行が好きな人たちが職場にはけっこういることが判明、職場の人たちには盛り上がりすぎて、一生懸命仕事をしている人には少し迷惑をかけた。申し訳ない。

出発は30日あたりになると思う。体力が持つかどうかが問題である。20年前と比較すると体力はおよそ60%程度にまで落ちている。大学生の時には、毎日新聞配達、大学への道のり、全部自転車で、よく1日50キロ、チャリで行動していた。

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ちなみに、実家には、少し時期を外して帰省する予定である。

受験生の皆さん、すみません。過酷な旅になりますが、生きて帰ってきます・・・たぶん。

皆さんが大学生になったら経験すると楽しい旅行の見本をこのブログから中継します・・・。
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新しい教室からの風景 [勤務校関連]


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別に興味もなかったのだが、新しい教室に行った。絶句した!ここまでとは!

センター試験の「願書」と「受験上の注意」が来た [勤務校関連]

勤務校にもセンター試験の願書が届いた。いよいよだ。

同封されていた注意事項に書かれていることを見て、結構細かいルールが定められていて驚く。

今年度の注意事項で印象に残ったものを書いておく。

「英文字や地図などがプリントされている上着等は着用しないでください。着用している場合には脱いでもらうことがあります。」

「和歌・格言等が印刷されている鉛筆等は使用できません。」

「試験時間中に日常的な生活騒音等(獲得者の巡回による足音・監督業務上必要な打合せなど、航空機・自動車・風雨・空調の音など、周囲の受験者の咳・くしゃみ・鼻をすする音など、携帯電話や時計などの短時間の鳴動、照明の点滅、リスニングのイヤホンやヘッドホンからの音もれ、周囲の建物のチャイム音など)が発生した場合でも、救済措置は行いません。」


このマニュアルは、学校の定期試験のマニュアルと連動させておくといいかもしれない。
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短い冬の始まり [勤務校関連]

3年生担任の戦いが本格化してきた。

願書、調査書、推薦書などを整え・・・いよいよ出願シーズンが始まった。

みんなの願いがかなえばいいけど、よその人たちもがんばっているからな。命がけの人もいるだろう。

その中で選ばれた人が合格する。どこにでもある当たり前の風景。

合格してふさわしい人といわれるよう、準備を進めていかないといけない。残り時間が少ないときには、調整力が問われるものである。人生経験が少ない人たちは間違えることも多々あるので、上手に仕向けることが必要かもしれない。
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ある先輩の言葉と継続の意味 [勤務校関連]

勤務校には、この先生はすごいな、という先生がいる。

ある種目のプロであったが、そこから先生に転身した方である。

30代で転身して、それから今度は、全然別の走る方にシフトしたらしい。

理由は、「走ることで体力を保って、定年退職したら、旅行に出られるだけの体力を付けたいと思った」と言っている。見事、毎日、朝10キロ走り、その念願を叶え、体力を大いに付けた状態で人生を謳歌し、海外旅行をして楽しんでいる。

そういう生き方もあるものか、と思う。

その体力を付けるというのがまたとてつもない。その付けた体力でウルトラマラソンに全国各地を行脚しているらしい。元プロだけに基礎的な体力がそうとうあるのだろうな。

自分のライフスタイルを少し考える時期かな、とちょっと思うこの頃であった。
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教え子の結婚式 [勤務校関連]

昨日は、教え子の結婚式に招かれた。招かれるのは、部活の生徒であることが多いが、今回はクラスの卒業生。

一生に一度のことだから、みんなも2人を盛り上げているのだった。

その1つとして私にビデオ制作のオファーが来た。

すでにすれ切れまくっている状況ではあったが、気力を振り絞って、計画的に作り上げたが、失敗したら、一生に一度のことが台無しとなるのが心配なので、今回は、本人たちに事前提出を行った。

3度目の正直でようやく完成したのだった。

持っているパソコンの性能の限界が早くも見えてしまった。一度、プロの方に「ウインドウズ7で、ハイビジョン仕様のビデオを作るためには最低8ギガが必要だ」といわれたが、それが実感できた。どの程度のものを作るかによるだろうが、それほど重いものではなかったので、その通りなのだろう。

これまでも、なんだかんだいっているうちに、結婚式のビデオを作ることになるケースがあった。これで何本めだろうかな。

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結婚式のビデオを作るためには、良い写真がたくさん必要だ。今回は、その写真がたくさんあって助かった。今では1世帯あたりの子供の数が少ないので、たくさん写真もあるのだろうな。写真はまめに撮っておくことをすすめたい。

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大学入試センター試験の願書配布 [勤務校関連]

センター試験の願書が配布された。

いよいよ緊張の第一歩だ。学校としても、うまく出せなかったら、一発で大きな新聞記事になるだけに緊張感が走る。とはいえ、ただ出すだけなのだろうが。

高校3年生にとっては、オフィシャルな文章を書くのは、中学校の入試以来のことも多いから、この手の書類はボールペンで書くとか、修正液を使ってはいけないとか、そういうところでも、普段の心がけが出るものなのかもしれない。

諸々のプレッシャーが生徒にもかかっているのだろう。生徒はストレスの関係から、イライラしているが、それを聞かされる当方はもっとイライラするのを忍耐する日々を送っている。自分もそうだったに違いないのだが・・・。

センター試験に関しては、高校生は学校を経由して出さなければならないことになっている。これが、いきなり大学入試センターに送りつける生徒がいて、学校に連絡がくるという悲しいパターンが毎年ある。人の話をきちんと聞いてもらいたいものだが、いかんともしがたい。学校に対してやましい心を持っている生徒に多いのが特徴である。
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学校の把握がないと勉強できません? [勤務校関連]

最近は、学校の把握がないと、生徒の活動をさせることが難しい。

今となっては当たり前のことかもしれないが、かつてはそうではなかったように思う。

学校に勝手にきて、勝手に勉強をして、勝手に帰って行った、そういう時代があった。それが良いか悪いかといわれると、それはよくないことなのだろうが、曖昧になっていたところでもある。

ここ10年ほどで世の中でいろいろと責任問題なることが増えていった。食べ物における作ったものの責任、提供した責任、運んだ責任。事故が起こった場合における、そこにいることで生じた土地を持っているものの責任、建物を持っている人の責任など、ありとあらゆる責任を追及した結果、あれからというもの、施設の管理とか、建物の管理をしている人の責任者のことが大きく取り上げられることになり、結果「ここには入っていけない」とか、「誰が管理しているんだ」ということが増えた。そうして、マスコミで責任者が謝っている光景を多くの人たちが見た結果、そのようなことにはなりたくないという責任者達が、「責任とれるのか?」という言葉によって及び腰になっていったのだろう。

学校で勉強をする。別に悪いことをするわけではないのだろうが、管理をしなければならない人が存在しなければならないというのはなかなか悲しいものがある。それは生徒の自主性をつみ取ることにもなるが、悲しい時代だが、それを認めなければならない。

学校では、家から登校するために出かけた瞬間から下校の家に着く瞬間までが法律的にも管理の範疇である。道草も学校の責任だから学校は「道草を食うな」と言うだろうし、登校・下校のマナーの話をすることになるだろうし、子供にとっては「そんなことどうでも良い」と思うこともあるかもしれないが、大人はそういうルールに縛られて生きている。その1つとして納得して従うしかないのが、今の時代だ。個人の力ではどうしようもない。
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2つの涙を見せられる [勤務校関連]

勤務校の学校祭が終わった。1年で一番の激務が終わり、とりあえずほっとしている。

担任による全くの放置プレイが展開されたクラスは総合優勝した。正直、自分が審査員になったら、どれを評価するかを聞かれても、かなり困るだろうと思った部門が2つあったが、そこで加点できたのが一番だったのだろう。1つの部門は圧勝だった。これまで日の当たらないところにいた彼らにとってはそれはそれは嬉しかったに違いない。いわゆる歓喜の涙。担任が何かをしたということ自体がおこがましい完全放置だったので、よい自信になったに違いない。とはいえ、私も高校の時の学校祭で担任の姿を一度たりとも見たことはない。むしろその方が良い思い出になる気がする。担任が関わるという経験がないので何とも言いようはないが。


もうひとつは、放置のまったく逆を行く、管理の世界の中にいる人たち。部活動の人たち。正直、昨日「嫌な予感」がしていたが、それが的中してしまった。

日常、「準備が勝敗の9割を決める」と言うのが私の信条なので、やらかしてしまって後悔しても時すでに遅し。少し油断があったのかもしれない。

全校生徒からけちょんけちょんに言われたので、学校祭が終わった部室は葬式のようだった。

顧問はあまり気にしていなかったのだが、生徒は相当こたえたようだった。「これは俺が悪かったんだから、あまり気にするな」と言ったが、さめざめと泣くばかりであった。

裏方はいつの時代でも辛い。うまくいくのは当たり前。失敗をしたらけなされる。まあ、自分はそんなことには慣れているが、そのことを彼らは痛感したのだろう。まあそうだよな。顧問は好きでやっているんだから別に良いとして、生徒たちも1日のほとんど(午前8時から午後?時まで)をそこで生活して、そんなこと言われるのは現代の高校生にとっては辛い経験になろう。

少し顧問も反省しなければならない。

しかし、それは恐らく高い峰に上りために必要なことだったといえる日が来ると信じて次に向かうしかない。来年、どうしても全国大会に行きたいのであれば、少しギアを上げないといけない。やらなければならないことが多すぎて夏休みもほとんどなさそうである。さしあたり、来週の同じ時間帯には秋葉原にいるはずだ。
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アキレス腱 [勤務校関連]

勤務校には、さまざまな職員チームがある。代表的なものは、職員野球部と職員サッカー部だ。マラソン大会に参加する人たちもいる。限られた時間の中でそういうことができる意欲があることが素晴らしい。

ただ、ときどき、その部で大きな怪我をしてしまう人がいる。多くの場合には、アキレス腱である。アキレス腱断絶した人がここ数年多い。

職員の健康増進のために行われているのだろうが、逆に生活に支障が出てしまうのが残念だ。

年齢が増えてくると、悲しいかな、自分の思い通りに物事ができなくなってきてしまうことを痛感する日々を送っている。ほどほどにしながら健康を増進することはもちろんいい。ただ、あまりに過酷なことをしてしまうと長続きしないし、このように怪我をしてしまう可能性がある。大きな怪我をしてから気がつくのではなく、少しずつ自分の限界と上手に対話できる必要がありそうだ。

相手が若い教員というのは生徒が目の前でいろいろなパフォーマンスをできるだけに無理をしやすいのかもしれない。

さて、間もなく学校祭。無理をしない程度に頑張りたいところだが、無理はせざるを得ないだろう・・・。だんだん無理のキャパが狭くなってきている現実もあるが。3連休も休みにはならず。仕事ははかどったが。
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大学の先生方が授業をしたレポートを見る [勤務校関連]

今年は、系列の先生方が授業をしてくださった講義の内容を生徒がまとめたレポートを読んでいる。

大学のときに、私がこのレポートをどのように先生がまとめているのかと思っていたが、いいレポートと悪いレポートにはちょっとした差異がある。

そのことに気がついたのは、私が大学の時だったかもしれない。

その先生は、東大卒の方だったが、難しい話を難しくなく、易しくかみくだいて話をしてくださったのが聞き手にもよくわかった。

他方、難しい話を難しいことを教えているんだぞということを誇示するがごとく、難しい言葉を連呼し、自己満足に浸っているとするならば、それは相手に伝えようという意思がないか、相手に「猛勉強しろ」という鼓舞を含めたメッセージか何かなのかなのだと思う。

確かに話は難しいが、それを自分なりによく考えて、わかりやすい言葉に落とし込んでいく作業ができる人間かどうかというのが、この手の事柄のうまい・下手を分ける要因であることに気がついた。まずは、自分が話をされている内容をどこまで理解てきているかどうか、わからなければ調べられるかどうか、そのことを踏まえて、それを自分の言葉でまとめられるかどうか。そういうことなのだろうと思う。どちらのことで手を抜いても、結局良いレポートを書くことはできない。

いずれにせよ、このことには、人間力を磨くということが関わっている。大まかなノウハウはあっても、結局はアナログな力をいかに磨くかなのだろうな、と思う。人間力は一朝一夕にはつかない。それが身につくためには、粘り強く「わからないことは自分で調べる」「自分で一つの物事に集中して深めてみる」という訓練が日常あるかないかなのだ、と思う。

レポートは恐ろしいもので、そのあたりが露骨に出てくるものなのだろうな、と思う。

まだまだこれからの人たちにとっては、マニュアルでどうにかする、というところを超えたところでのいい勉強の一つと考えられるといいのだが、安易な方向に流れる社会の風潮からすると、そこに価値を見出すこと自体も、生徒にとってはなかなか難しい高度な話だとは思う。

数字で答えが欲しかったり、正解がないものの良し・悪しを評価するというのは、人間力が相当ないと難しい。日常、訓練をしないといけないと感じる。
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CMのロケ地の風景が消えた [勤務校関連]

勤務校の校舎は変わった形をしているので、このCMのロケ場所として使われた。当時、年寄りばかりの職員会議。ゲームのことに詳しいのは私だけのところで、とんでもないロケが行われるものなのだな、と耳を疑ったものである。確か夏休みにロケをしていた。



変わる前に書くと、その筋の方が座り込みなどの反対運動でも起こすと困るので、終わってから書くことにしていた・・・。

見事に「伝説の樹」は昨日、切り倒された・・・。

人間は、自然を壊しながら生きている。悲しいが、それは現実。自然を壊さないようにと言うのは簡単だが、そうしないと人間は豊かな生活を送ることはできない。そのための犠牲ということになってしまった。まだ校舎自体は存在するので、校舎の中自体の風景はあるが、校舎の外の樹の部分は完全に失われた。その部分には新しい増築校舎が建つのだ。


この樹の挿し木をして育てることにした。一応、そういう授業などもあるので・・・専門家の先生のアドバイスに従い、この寒い地の中で低い可能性にかけることにする。根が出るのに数ヶ月、根付くのに1年以上かかるとのこと。それもうまくいく可能性は五分五分以下だろう。

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本日寮の泊まり、そこで思うこと [勤務校関連]

今日は寮の泊まりの仕事をしている。もちろん、私は男だから男子寮である。

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全国では、いろいろな寮があるが、この学校もまた特殊な環境である。

全寮制のコースがあるので、そのコースの生徒は自宅が近くであろうが、遠かろうが寮生活を送っている。他のコースも何人かは在籍している。

寮生となれば、24時間友人のことが見えるので、良いところも悪いところも見える。そこでこれまでにあったことのないタイプの人間と会ったり、集団のルールやマナーを学んだりするので、人間的には大きく成長するのは確かだ。

ただ、考え方によっては、時代錯誤だという意見もあるかもしれない。時代に会うかたちでこの寮も変化しているが、世の中の変化も速いので、それに対応できているかどうかはわからない。

ただ、いろいろな寮が世の中にはある。

うちよりも規則や人間関係が厳しい寮もたくさんある。

この前見た長編ドキュメントの学校は、県下でも名の知れた進学校というフレーズで紹介されていた寮であった。ゲームと携帯電話の持ち込み禁止で、テレビも特定の場所で限られた時間しか見ることができないとあった。そして出演していた子は、山積みの本を机に並べた環境で勉強をしていた。午後7時からの時間を三回に分けて、11時半までは机に向かうとのことだった。

でも、そういう方が、人間としての自力が身につくような気がする。理想は強制させられてするようなことではいけないのだろうが。


うちの学校の先生をはじめとして、私の周りには『地デジにあわせてテレビをやめた』という人が何人かいる。その人達に共通することは、テレビがある人たちよりも人間的な生活を送っているということである。雑多な情報に踊らされることなく、本質を見極める力を身につけ、どっしりと考える姿勢が培われるような気がする。

実は、私たちは実はパソコンやメディアに支配されているのかもしれない、と思うことがある。科学技術は確かに便利ではあるが、それに支配されて、人間としての本来のあり方を忘れてしまい、その良さが欠けてしまうのかもしれない。

やはり人間、アナログ力は大切だ。テレビよりも新聞プラスラジオとか、携帯電話はやめてみるとか、そういう生活をしている人ほど、人間力が豊かであったりするのかな、と少し思う。

高校生、いろいろなことに興味があるのは確かだが、人生のこの大事な時期に、デジタルな生活を送らなくても、人間としての自力がつくような生活をすれば、それで良いじゃないか。そっちの方がはるかに大切なことが得られる気がしてならない。本質を見極める力がつくことは、人間としての決定的なアドバンテージを得ることにつながるのではないだろうか。

ちなみに


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未開の地に足を踏み入れる [勤務校関連]

センター模試で平均7割という数字は、これまで校内の生徒たちが取った成績の中では異次元の数字である。もちろん取った生徒はいるが、「平均」となれば別である。

当然、私にとっても初めての経験ではあるが、要は、「自分と同じぐらい数学ができるようになればいいのか」、と考えるようにしている。

そうすると話は意外とシンプルになる。自分が迷う問題の部分の解説をして、自分がこのように答えたという話をすれば多分生徒にとっても役に立つに違いない。ある程度のレベルに到達している生徒たちは、そういう指導がツボにはまるようだ。

高い点数になると、点数が上がるのも難しくなってくるな・・・伸びしろも少ないし。

残念ながら、私は一緒にセンター試験を受けるわけではない。なので、冷静に問題を分析して、本番で陥りそうなところも解説の必要がある。

本番は人生がかかっているという緊張がある。その緊張感が思考回路を狂わせる。そこは精神面の強さと、いかに上手に網羅できたかという自信があるかということになってくる。その部分をケアすることも重要なファクターだと思う。
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二度と撮れない風景 [勤務校関連]

移設が決まっている桜と日食

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桜吹雪が舞い落ちる。逆に晴天で無いのでとれた光景だ。この時期に桜吹雪が舞い落ちるここならではの光景。

日常の風景も同じシーンは二度と撮ることは出来ないと思うと、全部写真に撮りたくなる。
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勉強はさせられるものなのか、自らするものなのか [勤務校関連]

1年くらい前、私の身近なところで勉強をさせられてするものなのか、自分からするものなのか、という話があった。

高校3年生になったときに、どのような携帯で勉強をさせるべきかという話の中で、ある。

高校の現場では、よくある話である。

させられてするところは、勉強はペナルティー的な要素が強く、課題をこなさなければ罰として追加課題をさせることに繋がっていく。スパルタ教育もその典型といえる。

自らするということは、自分の課題を見つけて、それを解決するように取り組むことになる。

もちろん、両輪であることには間違いないが、ある程度学習ができる人間は、後者だと思うし、理想は後者だと思う。

しかし、悲しいことではあるが、前者の考え方を取り入れないと集団を物事が成り立たせられないことも多い。



生徒たちも心得たもので、「塾でやるなどの強制力がないと自分の勉強は成り立たせられない」いう生徒もいる。

教育は価値観の強制であるとは、言ったものだが、そろそろ自分のことを自分でプロデュースする能力がほしいところでもある。それが難しい時代であることは百も承知ではあるが。
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連休って何? [勤務校関連]

明日から連休と言われる1日が始まる。

体育系の部活動をやっている顧問の先生にとっては、インターハイがかかる大会前の重要な調整時期となる。

全国大会を狙うような強豪校にとっては、ここでいい調整をすることで盤石の体制がとれるかどうかである。

勤務校の先生方も、遠征でフェリーで遠くに行ったり、近くをどんどん回ったり、公式戦があったりと忙しい。

よって、休みはない。

生徒はローテーションで回っているので3年限りだが、指導する側にとっては、毎年の話である。


他方、そのような取り組みがない先生方にとっては連休である。

進学に向けての取り組みがあるところもある。

そこに温度差があるのは仕方がない。海外に行こうと、まったりとしてもいいから、とりあえず、こっちの足を引っ張るようなことはやめてもらいたいものである。

ときどき私が言うことがある。


「じゃまするな!」


多くの熱心な先生方の心境はそういうことだろう。

だからといってルールを破るというわけでもないが、ルールの中でしていることは邪魔されるものでも何でもないのである。
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日本学生支援機構の奨学金 [勤務校関連]

日本学生支援機構の奨学金。

3年生の担任として、それをどう話をするのかというのは結構大きな仕事になってくる気もする。

今の時代、奨学金を借りて大学に通う生徒は多い。

職員室のある方の話によると、私大の奨学金は最大、月額12万円らしい。

月額12万円として12ヶ月・・・144万円、4年間通うとして576万円。

576万円を大学を卒業したら返すことになる。

1か月1万円ずつ返すと1年間に12万円・・・48年かかる。
1か月2万円ずつ返すと1年間に24万円・・・24年かかる。
1か月3万円ずつ返すと1年間に36万円・・・16年かかる。

このような計算を地道にしていけば、およその計算ができるわけだ。

まあ、月額12万円という設定もそうそうないとは思うが・・・これはあくまでも無利子の場合だ。無利子の場合とは、第1種の採用の場合と言うことになる。第1種の採用は正直、かなり難しい。

私もこの奨学金の対象であったが、無事完済できた。返すことができるかどうかは、私の中の緊張感の1つであった。


この時代に奨学金を返すことが難しい人もいるだろうな。若者にとって就職が難しい時代だし。

若者にとって、雇用されやすい時代であってほしいと願うが、残念ながら、卒業生の話を聞くと、そうでもないのだろう。返せない人たちが多いことが社会問題にならないことを願いたい。
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学校における正職員の姿・・・ [勤務校関連]

7つのコースが1つの学校にあると、コース事の足並みがそろわないことが増える。

それによって、様々な事柄が錯綜していて、先生方が一体何をしているのかがわからなくなる。

物事は、複雑になれば、その仕事を請け負うことができる人間が少なくなる。

結果、特定の人しかできない仕事が増えてしまうことになる。

特定の人にしか理解できていない仕事は、周りの人たちの思考力を低下させ、「よくわからないが言われたことをやろう」という思考回路にしていくという面も併せ持っている。

それは組織にとっていいことなのかどうなのか・・・わからないが、多分、正社員と正社員以外の人たちの仕事の格差がそのようなところから出てくる世の中になっていくのだろうな、と思う。


そのような仕事をできるようにするためには、きちんとした思考力がないといけないな。結局のところ、思考力をどのように磨くのか、それをどのように生かすのかに尽きるのかもしれない。


ただし、同時に最大公約数的な仕事の徹底的な合理化も必要なことである。それはまた今度。
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3月末といえば数学科の棚を片付ける時期 [勤務校関連]

数学科の棚を片付けた。

新課程用と旧課程用の2つのかリュラムが混在する中で、与えられた棚は狭い。

とてもではないが入るような量ではない。

でも棚の中に入れなければならない。仕方がないので内容を見ずに捨てまくったのであった。

内容を見ると捨てられなくなる。なので見ずに捨てるのがこつである。使わずにある程度の時間がたつようなものは、捨てるというのを捨てる定義とすると、ものはあっさりとなくなる。

今年の法則は、「センター」と書かれている問題集のみを残すと定めた。あっさり消えた。


問題は家だ。恐ろしい量の問題集が安眠している。

旧旧カリキュラムのものもある。

これをどうさばくか。お金をかけているだけに、さすがにこれは安易に捨てるわけにはいかない。段ボールに何箱分あるだろう・・・10箱分くらい?

もはや、中身を整理しないと生活に支障が出るレベルである。
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自分からやる気になった生徒は伸びる [勤務校関連]

今日は朝5時半に学校集合。

部活の生徒が「新入生歓迎用の作業をしたい」と言ったからである。


今回は、別にこちらから「やれ」と言ったわけではない。

ただ、自分たちでやりたいので先生も付き合えと言われたのである。今の時代、「責任」という言葉のもと、誰かがいなければならない。

普段なかなか付き合うことができないので、今回は顔色が悪いと言われている日々を送っているが付き合うことにした。


部活動も、中学と高校、そして大学しかすることはできない。時期が限定されていると言うことでは、「やりたい」と言ったときにやらせてあげられないのは気の毒に思う。

そして、そういうタイミングが生徒が一番伸びるときである。そのタイミングは外すことはできない。可能な限り協力する必要があろう。

・・・自分にも意地があるので、今回は早起きをすることにした。


もっとも、勤務校には寮があるので、私が一番というわけではない。24時間態勢である。


せっかく朝早くに来たので、勤務校の報告がてら、写真を撮ることにした。


雪がまだ深い。例年よりもかなりあるが、急速に雪解けは進んでいる。

ピーカンの青空の中に光り輝く太陽のように、みんなには頑張ってもらいたいものである。

【雪解けはまだ遠い】
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【勤務校4.3キロのランニングコース(私もよく使います)】
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裏方家業は今日も続く [勤務校関連]

勤務校で周年記念講演会があった。

多分、私が広報の仕事や保健委員の管理の仕事をすることになったのは、その仕事をすること自体が目的ではなく、この周年事業のための特殊任務だったのだと思う。したがって、私がしている仕事自体は、今年度で終わりであると個人的に確信している。他のことも含めて、来年度はどのような位置に自分がいるのやら・・・担当するクラスは?

さて、裏方の仕事であるが、裏方の仕事ほど報われない仕事はない。

ミスはしたら怒られるのみ、ミスをしなくても誰かからいい話をもらえるわけでもない。

実のある打ち合わせをしているわけでもない。そのため、わからないことが多い。わからない中で空気を読み、「こういうことだろう」ということで運営していく。


そこでいろいろなものが犠牲になっていく。

非常に日本的だ。個に犠牲の精神を求めるあたりは。でも、そういうのは嫌いではないが。


そうこうしている中で、私の役割は無事に終わった。私の部署には大きなミスはなかった。他のことは私は見て見ぬふりをしているが・・・。



次は卒業式。卒業式も裏方の仕事は多い。加えて、「以心伝心」の世界が求められるので、今回以上に訳がわからない。

訳がわからないと言える空気でもないので、訳がわからないなりに何かをするしかない、ということである。

ストレスたまるわ・・・。このストレスが理解できるのは、裏方をよくする人たちだけであろう。裏方にもきちんと理解できるような話し合いの場と理解する場がほしいが、そんなことはほとんどない。さすが「裏方」である・・・。

間違いなくインフルエンザだったら、この行事は崩壊していたであろう。私がインフルエンザでなくて上層部はほっとしたらしいが、私の存在価値は、その程度でしかない、ということである。
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学校同士の受験戦争(1)行事精選編 [勤務校関連]

受験戦争というのはいろいろな形で行われているが、業界の受験戦争というのも過熱する一方である。

特に、学校同士、インターネットや学校のパンフレットを通していろいろな戦いをしている。

この場合、申し訳ないが、公立高校はあまり話をしても面白くない。

特進コースを作って、いいレベルの生徒を獲得しようとしたり、新しいコースを作ることで他行との差別化を図る。

その中身というのも、新しい取り組みを展開している。その中で選ばれるか選ばれないか、という問題なのである。まずは見てもらえないとお話にならない。

同じような取り組みをしているのであるならば、これまでの実績がある方がやや優位に立てる。「これだけのことができる」という一つの証になるからである。


その証がない場合には、どこかで結果を出して振り向いてもらうしかない。


そのためにはいろいろな犠牲を払わなければならないこともある。

その一つが行事の精選かもしれない。行事は生徒にとっては魅力的なものではあるが、勉強で結果を出さなければならないとするならば、そこで授業の数が減ってしまう。減ってしまった授業のおかげで、どこかにしわ寄せがいくことになる。

でも、それは他校に聞いても同じようなことがあるようで、行事がどんどん減っている。

それを聞くと、どこの学校の行事も減っていくということが起こっているようだ。

学校に魅力がないと言いたくもなるが、もはや、この業界は消耗戦に突入しているといってよい。

学校に温かみがないのではないかといわれるようになったが、学校に温かみがないということは、おそらく、社会に温かみがないということなのかな、と思う。それをニーズとして求めている保護者が多いので、それに合わせるしかないのだから。生徒が気の毒に思えることも多々あるが、苦渋の選択としてそうせざるを得ないというのが実情だと思う。
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受験戦争に突入 [勤務校関連]

担任しているクラス(高2)の生徒がベネッセのセンター早期模試の時期を迎えた。

センター試験模試は初めてである。科目単発で練習したことはあるが、全科目の成績がそろう。

この段階から受験戦争(古い表現だ・・・)に突入したと言ってよかった。

この試験は歴史が古いので私が高校生のときにも受験したことがある。

記述型試験の勉強をしたことしかない私にとって、結果はさんざんであった。さんざんだったが、1年間の狙いは明確になった。この結果を見て、腹をくくることになった。



ここから先の1年間は文字通りの地獄であった。

でも、この地獄をくぐり抜けたからこそ、今の自分がいるのだろうなと思う。


1年間、禁欲的な生活をしていた。ゲームは友達が来たときだけ(高3になるとほとんどこなかったが)、1日に一度5キロ走をすることだけは決めていた。寝る前に走ることでもう一度眠気がなくなって、数時間勉強することができた。

それ以外では、勉強をした記憶しかない。

休み時間も勉強するのは当たり前。ご飯を食べながら勉強していたし、登下校のときも勉強していた。結局、結果が出なかった人間は言い訳をするのではなく、結果で返していくしかない。


携帯電話があるから勉強できない。じゃあ、解約すれば?

ゲームがあるから勉強できない。じゃあ、ゲーム売れば?

ドラマが見たいから勉強できない。じゃあ、録画すれば?

生徒たちがもつ誘惑に負けるというのは、結局のところ、すべては言い訳だ。


目標と誘惑のどちらをとるのか・・・結局のところ、それが現状の本人の価値観である。


本当にやりたいことがあるのであれば、一意専心で取り組め。後悔しないような生き方をすることは難しい。本人が納得するというのは、本人の問題なので、他人が意見を差し挟むことではない。本人の理想が高ければ高いほど、納得ができるような勉強をするのは難しいものである。


自分で言うのも何だが、理想が高い人間なので、納得するためにそれだけ勉強が必要だったんだろうな、と思う。
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学校に知らない進学先のfaxが届く [勤務校関連]

学校には毎日、いろいろなfaxが届く。

大学・短大・専門学校の頼んでもいないfaxである。部活動の合宿の宿の斡旋の案内なども届く。

このfaxは、誰がどのようにして送っているのだろうか。

電話番号やfax番号はホームページなどで調べることができる。それをどこかに登録して、一斉送信すればいいのか。

この登録の時間もそうだし、人件費もかかるだろう。全国くまなく送られる場合もあり、使うお金はバカにならない。


おまけに、受け取る側から好意的に受け止められればいいが、「面倒くさいものを送りやがって」ということもあり得るだろう。となれば逆効果だ。送られる学校にとっても、送られるものの片づけの係がいて、それには人件費がいるはずだ。

それでも広告は必要なのか。良い方法はないものなのかな。
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長期休みは図書館の本を借りる [勤務校関連]

長期休みでないと読書するための本を借りることが難しい。

長期休みが終わるので、だいたい読み終えたが・・・。

学校なので、図書館がある。図書館があるということは時間があるときには本を借りて読むことができる。

生徒が借りていない本の中から興味深い本を読むことにする。人生のすべての時間をすべて本に費やしたとしても、この本をすべて読むことは不可能だろう。まさしく「宝の山」である。

多分、学校においてある本というのは、その学校の学力を反映することになる。教養あふれる本があるかどうかは、その学校の1つを表しているといえる。最近の蔵書のレベルが少しずつ高くなってきているのはいいことである。

教員にとっても、大変有用な本が多く、お金がなくても、楽しむことに事欠かない。

人生には、こういう楽しみ方があるということも多くの人に知ってほしいものである。

今の時代にはさまざまなメディアがあるが、原作というものにこだわるほうがいいと思う。


ありがたいことに、顧問をしている部の生徒たちは図書委員であることが多い。そういうことに興味を持つ生徒は、だいたいハズレがない。ただ、少しずつ読む本のジャンルを広げて、深みのある人間になってほしいものだ。
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真の仕事納めとふるさとと青春18きっぷ [勤務校関連]

真の仕事納めの時期を迎えた。

私学の教員特有のクレイジーな仕事が済み、年内最後の部活動も終わり、来年を向かい打つ状況がそろった。

青春18きっぷで実家に帰ろうかな。本が5冊もあれば帰ることもできよう。大学の時にはそうしていたが、地元はあまりにもローカルなので、帰ってもすることがない。

しかし、あるべきものがそこにあるという風景は何にも代えがたいと思う。震災で被災された方が「それでもふるさとに残りたい」という気持ちはそういうところにあるのかもしれない、と思うことがある。


勤務校には、1000キロ以上離れた地元に18きっぷで帰省する強者がいる。往復するとかなりの距離だ。その間は車窓を眺めながら仕事をするそうだ。私よりも年配の先生なのに、そういう意欲があること自体尊敬する。

大学時代には、誰も乗らない1月1日の電車で帰っていたものだ。帰省ラッシュは1月1日にはない。少なくとも、かつてはそうだった。つらいのは、青春18きっぷがばら売りからまとめて1枚になってしまったことである。
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徒歩にて学校に行く [勤務校関連]

冬は時々歩いて学校に行くことにしている。

というのも、昨年度、冬道で激しい事故を起こしたので、それ以来、冬道を車で走ることに抵抗が発生した。

職場に車で行ったら10分、徒歩で行ったら15分かかるということは、あまり変わらないということだ。実際にしてみて判ることである。


であれば、環境にも優しいので車は控えておくことにしよう、というわけだ。

さすがに自転車を乗るわけにはいかない。運動するのには、歩くくらいしか難しいのが現実だ。気合いの入った運動しかできない。

ただ、運転しない時間は、別の形で有効に利用することができる。電話(willcom電話は10分まで無料)、風景を見ながら思索、外のいい空気を吸うなど、15分あればいろいろなことができると実感している。

大きな荷物があるときにはさすがに歩くことはできないが、特にないときには、歩くのも悪くない。
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